Pâlir 青褪めた

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#5712010.08.09
 星が歌った、
 まだ生まれもしない朝
 空を離れた円が
 こちらへ向けて
 しなやかに両腕を伸ばしている
 私らを呼んでいるようにも見られるが、あれは、
 そんなに生易しいものでもない

 壊れるまでの瞬間、起こってさえ
 人によっては気づかずにいるほどの
 このあまりにも短い、かすかに
 あえかな息遣いの苦しみを思って
 私はたまらず駆け寄る、
 触れる
 手を離した途端に忘れ去られる
 同質の所在に立つことの、ついにない幸福と不仕合わせを思って

 陽が笑った、
 まだ暮れもしない夜
 ばらばらにひび割れたお仕舞いが、
 まだしも見えぬ丘の向こうに拡がっている
 ほら、誰かが引いた道の先端に
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