Pâlir 青褪めた

ADMIN
« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  »
#114いまや天と地と2005.09.02
 血の気のない烏の目には炎がうつり
 私は悲しい君の目に入らないようにとただそれだけを願い
 残酷さの意味すら忘れ果て
 むなしく笑って項垂れる
 気づいたときには手遅れだった
 たとえ飢えて死んでも私と君なら
 続いてゆくことの価値を見出せただろうに
 私も君も
 実在で真正であることの
 そうであることの意味を、知っていたはずで
 だからこそ放り出したんだろうか
 無意識の奈落の底の底
 踏み止まった自己の抵抗は
 私と君を以前よりよほどクリアーにした
 この場にいるほうがどれだけ辛く苦しいか
 私たちはもうとうに知っている
 手と手を取った二人は理解していた
 空がどれだけ青く冴えても
 地面がどれだけ黒く血を吸っても
 いまや天と地と
 亡びた五体は風に伏し

 2005.09.02
 | CM(0) | TB(0) | 

*COMMENT

*COMMENT POST

 管理人にのみ表示
 

*TRACKBACK


 » FC2blogユーザー
Photo by *05 free photo | Designed by *BUTTERFLY EFFECT