Pâlir 青褪めた

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#669手慣らし2012.03.26
 さて、しばらく何もしていなかったここですが、そろそろ少しずつ以前のような状態に戻してゆきたいと考えております今日この頃
 私はPCを新しく致しました 青くて横長にかわいいヴぁい男たん
 つらつら使い始めたものの、一気にあれこれ新しくなってしまって、面食らっているなう、です
 まだ引っ越しはできていません
 私は普段、書き物にはワードを使っておるのですが、これもまァ、私は2003だっけ、そのくらいのふっるーいやつでしぶとくやっていたのですね 別段不便も感じなかったし……
 なので、今日のこの日記は手慣らしのために、ワードで打って貼り付けております
 手慣らし、というか、目慣らし? ですかね
 画面と打鍵と、それ以外の様々な、些末な要素に馴染むために
 人間追いつめられると、周囲に横たわる環境やジンクスにいちいち難癖つけて頼るようになるものですが、お恥ずかしながら私、原稿末期にはいつも追いつめられておりますので ね イヤハヤ
 ふわふわとして突然追いこむよりも、多少は気の楽なことをしておこう、という、つまりこの記事はそんな塩梅であります
 なので、書かれていることはあまり面白いものでもありません
 お付き合い頂く方には、少しく申し訳のないことをば
 ご容赦くだされませ

 それにしても、あの頃の自分はいったい何を考えていたのか
 この場に溢れ返っている記事の山を見返して、少々途方に暮れながら考えます
 あの頃というのは、ここを作り始めてせっせと記事を量産していた頃のことです

 あれから、私の頭上にはあまりにたくさんの昼と夜があって、
 あまりにたくさんの感情と行動がありました
 時間は流れただけだけれども、そのなかに置かれた私はそうもゆかなかったようです
 この場所の意味やあり方も、相当変わってしまったように思います
 そもそもは、ただ飾り付けられた棺のようなものだったのに
 収まりきらなかった内容物はふちからだらしなくはみ出しているし、
 長年蓋をされなかったせいで、屍衣はぼろぼろ、
 蝋燭なんかとっくの昔に燃え尽きているし、
 置かれた献花は枯れてしまって、いつのまにかこぼれた種が数株根付いている始末
 とうの本人は青白い顔をしながらも、まだ何とか稼働しているように見えます

 どこかでも書いたし、もしかすると、案内にも掲げているのかも知れない
 「青褪めた」というのは、血の気を失って色のない、死んだもの、滅びたもののことです
 ケルト神話にそうした表現があったはず
 このブログを作った頃私は、ここを作って本を出すという行いを、自分の書き物の葬式にするつもりだったのです
 葬儀、棺、墓、そうしたおしまいに近い何か
 それでもう、書くのは止してしまおうと思っていたのですね
 本もほとんど遺影というかアルバムのような気持ちで作っていて、「ニールとトー」をまとめたらそれで最後にしようと思っていたのです
 結局そうはならなかったのですが
 ここもちまちま続いているし
 本も作り続けているわけで……

 でも、私はまだ青褪めていたいようで
 この場所の名前を変えたいとは思わないし、まだしばらくは変えないと思うのです
 けっこう気に入っているみたいで

 今日の私が立つここから、以前の自分や身の回りのもの、ここに置いたもの、置かなかったもの、地平の向こうに点在しているそれらのものを眺めると、たしかにそれらは青褪めている
 過ぎ去った瞬間の自分はもう理解できないものに成り果てているし
 目の前に存在しないもののあらかたは、その時点ですでに思い出になってしまっているものです
 さっきまでの私は、どうやらもういないようだし
 言葉は、頭蓋の中身を離れて吐き出されたときにはもう、冷え冷えと亡骸をさらしている
 ほかでもない、こうして、ここにも

 青褪めた
 青褪めている、古びて褪せてしまったもの
 打ち立てた昔ほどの強度も、速度も、もう感じられないほどの理由と意味合いだけれども
 そのくらいの「青褪めた」にしておこうかなァ、と
 いまはぼんやり思っております

 何だかまとまりのないことばかり、だらだら書いてしまいましたが
 ある程度は、この画面も見慣れたか知らん
 それではどうも、この辺で
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